2013年6月27日木曜日

時間軸の読めない人

なかなかに笑って済ませれないニュースをみた。

嫌ならやめればいい。もちろん正論です、やめた後の選択肢があるなら。

ただここで言いたいのは、そんな正論は、今のこの一瞬だけ成立するのであって、長期的視野で見れば成り立たないのだよ、ということ。

なぜか。
それは「バンパイア効果」といわれるものがあるからである。
 吸血鬼に噛まれたものも吸血鬼と化し、自ら獲物を求めてさまよう・・・その姿をあてはめている。

さて、件のブラックといわれる居酒屋チェーンであるが、結局のところ不当な搾取による人件費の安さを商品に転嫁し、その安さとサービスでもって集客力を誇っている。
その結果、競争力を奪われたライバル店は3つの選択肢を迫られる。

1. 撤退する
2. 価格競争を受けて立つ
3. 価格とは別のところに存在価値と競争力を求める

3. になると、それはもういわゆる「大衆居酒屋」というカテゴリから出ることを意味する。
そういう意味で、1. とほぼ同義だ。

んじゃ、同じ戦場に立ち続けて競争するとなると価格競争しか無い。で、相手は価格で一番ウェイトを占める人件費を違法労働力搾取の形で圧縮している。こいつに勝つ方法は?
そりゃ、こっちも違法行為を働くしか無い。ということで悪貨は良貨を駆逐し、須らく大衆居酒屋は違法な労働力搾取の場となるのだ。
これぞバンパイア。

で、だよ。
飲食店業界のスキルしか無い奴が、「嫌だから」という理由でとあるブラックをやめたところで、どこを見渡しても似たり寄ったりのブラックしか無いわけさ。やめた後の選択肢なんか無いだろ?

だから、こういう規制は必要なんだよ。

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