2013年1月23日水曜日

おまえがいうな

例によって、またこの人が物議を醸している。
ハッスルする人は、出世できないのか
もうこの人がアレなのはどうしようもないので放置するとして、今の世の風潮としてダメなところを此奴を題材にひとつ
「おまえがいうな」
この記事の中でいうならば、
「人間が働くのは、お金を儲けるためではなく人間性を高めるためである」
間違っちゃいないんだけど、経営者側のおまえがいうな。
真逆の発言として、
「お客様は神様です」
接客側が言うのは良いが、客がそれを言って自分を神になぞらえてどーする。
その他、以前から指摘しまくっている、
「二次創作は無許可でもかまわない暗黙の了解がある」
許可する立場の側や第三者が言うのは良いが、自分のダメ行動の正当化に使ってどーする・・・
言い出すとキリがないし言っても、言われた方はキョトンとするだけなので、ここに書いておくにとどめておく。

2013年1月17日木曜日

余計なこと書かなきゃ完璧だったのに

うむうむ、と納得できる記事を読んだ。
就活についてのインタビュー」-内田樹の研究室-
国内の人件費を中国やインドネシアなみにまで切り下げられれば企業は海外に生産拠点を移す必要がなくなる。国際競争に勝つためには日本の労働者の賃金を下げるというのがいちばん簡単なんです。
なんてのは、まさにそう。
日本は、東京は物価が高いのが問題、なんて言われていたけれど、つまり国際的に高価格ってことは、他からみれば悪いことばかりじゃないのだ。
この論についてはこういうのも参考にするといいかもしれない。
がしかし、その内側に住んでいればそれは実感できないんだな。
なので、経営者や逃げ切りを考えてる老害どもは、自分たちの財産はそのままで、国が低価格に移行することだけを企んでいる。
まぁ、このあたりは良いとして、
ところで内田さんご自身の就職活動はいかがでしたか?
のところで、自分の経験をそれまでの話に当てはめて語るところが最悪。「時代背景が違うので参考になりませんよ」と前置きするか、こんな質問なかったことにすりゃ良いのに。
この項があるがために、老害どもの「俺たちの若かった頃は・・・」話のレベルに自ら格下している。
自分の思考と一致している「今」の若者の具体的な例を参考に挙げれば、もっと説得力が上がったのに・・・
まぁ、こういう紋切りの質問しかできないインタビュアーが悪の元凶だ、と言ってしまえばそれまでであるが

2013年1月10日木曜日

IKEAの本当のサービスとは何か、がわかっていない

この国の労働の異常さを、社畜とか労道、あるいはバンパイアのような言葉を通じて書いてきたが、もう一つ付け加えるべき言葉があることに気付いた。
「過剰サービス」という言葉だ。
気付かせてくれたのは、このブログ記事。
IKEAは本当のサービスとは何か、をわかっていない

まずIKEAのコンセプトを全く理解していない。
IKEAのコンセプトは
価格とサービスのトレードオフ
である。
組み立てはしない。輸送しない。製品の説明はすべてカタログで。
そのかわり、それらのサービスにかかるであろうコストは一切商品に上乗せされていない。
このコンセプトに忠実故に、品質の良い家具を低価格で販売できるのだ。
一昔前に話題になった、LCC(格安航空会社)と同じである。

ところがブログ記事を読むとどうだろう。
「そんなところは、ウチの想定外のサービスです」というところにばかり不満を述べている。
曰く、
・配送の手配がなっていない
・組み立て業者との連携がなっていない
・店員の態度がなっていない
IKEAの配送や組み立てに不満があるなら、自分で業者を手配すれば良いのだ。
もともとそれらの作業は「客がする」というのが大前提で、IKEAでもそれを手配してくれるのは、あくまでもおまけ。おまけに何を文句いう?
店員の態度にしてもそう。
あの店員達は客に愛想を振りまくためにあそこにいるのではない。配膳や片付け、掃除、商品管理のためにいるのである。将来、そういう仕事ができる精巧なロボットが普及すれば、まちがいなくIKEAはそれを導入するだろう。
そういう立場の店員に愛想やその他の付加価値を求めるのはどうかしている。
マクドナルドの「スマイル0円」で感覚がおかしくなってるのではなかろうか。
以前物議を醸したスカイマークのサービス方針同様「本来、顧客を満足させる、のは、タダじゃない」のはLCCだけじゃない。

最低限必要なものだけを最小のコストで手に入れるか、必要かどうかわからんサービスが上乗せされたものをそれなりのコストを払って手に入れるか、どちらを選ぶかは消費者の自由であるが、前者のコストで後者のモノを手に入れようという態度は改めた方が良い。
その両立不可なコストは従業員に対する負担となって跳ね返る。その表れがサービス残業をはじめとする労働問題の根源なのだ。

2013年1月8日火曜日

「親になる資格などない」のはおまえだ

13歳の息子へ、新しいiPhoneと使用契約書です。愛を込めて。母より
を読んで憤っているらしい。
曰く「iPhoneの使用契約書の記事を読んで感動する人は親になる資格などない」のだそうだ。


理由はこうだ。
  • この契約書は言葉の形をとっているが紛れもなく暴力だ。躾などではない。
  • お前の服も  お前の食べている食事も  お前の部屋も  お前の読む本も  お前の命も  お前の人生も  ”私”のものです。だから”私”の思い通りに育ち、考え、働き、結婚し、生きなさい。  そういう意識が透けて見える。醜悪だろこんなの。恐ろしいよ。
  • 此処から先は貴方に命の危険や人生を大きく左右することが起きない限り、絶対親が干渉しない、という領域を作ってあげるべきだ。
で、いちいちこの裏付けのために、秋葉原事件の加藤某を引き合いに出している。

まず、この裏付け方に忠告。加藤某の親の躾方法が、この"使用契約書"なるものと酷似していて、それがすべて加藤某の様になるという統計的事実や証明になるのか?
こんな物言いは、阿呆なTVコメンテーターが"オタクは犯罪者予備軍"と言うのに等しい戯言である。反吐が出そうなやり口だ。

さて本題の方だが、一番大切なことがスッポリ頭から抜けている、基本的なところを押さえないで子供の権利云々騒ぐ典型的なダメ親思考だから、こういう頓珍漢な批判をするようになる。
親は子に生きていくために必要な知識や技術を、自分の親からの躾や教育、経験等を踏まえて教え込んでいく。いずれ自分の元から巣立つときのために。
それまでは子供に関することはすべて親の責任である。故に「お前の服も  お前の食べている食事も  お前の部屋も  お前の読む本も  お前の命も  お前の人生も  ”私”のもの」なのは当たり前だ。嫌な子供は今すぐ独立すれば良い。
独立できないなら、独立できるだけの力を蓄えろ。それまでは親の方針に唯々諾々と従うか、親を説得すれば良い。説得できぬなら、それは子供にそれだけの力が無いのだから、あきらめて説得できるようになるまで力を蓄えろ。
「絶対親が干渉しない、という領域を作ってあげる」必要なんぞない。子供が自分の力で勝ち取れば良いのだ。それはたとえば、押し入れの中だったり秘密基地だったりするかもしれない。だが間違えてはいけない。それは親が与えるものなんぞではない。自分の面倒を自分でみれないオトナに躾けてどうしようというのだ?
何度も言う。親の方針が気に入らないなら、親の庇護なしに自分だけで生きれば良いのだ。自分のためのiPhoneが欲しけりゃ自分で買え。できないなら親が突きつける制約を受け入れて"使わせて"もらえ。
そして、やがて親の元から巣立ち、自分ひとりで自分の面倒をみれるようになったとき、親の言うことなんか聞きたくなきゃ一つも聞かなくて良い。嫌なら面倒すらみなくて良い。
その時改めて子供は考えるのだ。自分の力一つでどこまで親を超えられるか。如何に自分が親の庇護の元でヌクヌクしていたかを。
最後に。
あの契約書の中でひとつだけ書いていないことがあった。
それは「嫌なら使うな。完全に自分の自由になるiPhoneが欲しけりゃ、自分で買え」ということである。
なにもiPhoneに限ったことではない。親が子供にルールを課すときは、それをあわせて教えなくてはいけない。
「親の言うことに不満なら、自分でしなさい」と。