んで、最近よく見かける論調に、若者のCD離れみたいなのがある。
まぁ、趣味と流行なんていつでも一致するわけではないから仕方ないことだとしても、その離れる原因を作り出している当事者に自覚がない、というか、離れる原因の分析がマトモじゃないんじゃあ、しょうがないよなと思う次第だ。
離れていく理由は何か、そりゃ利便性と価格でしょ?
CDの利便性ってなぁに?(何だった?)と聞かれると、
- 売上トップ10のアーティストのベスト盤買っておけば、カラオケで歌う曲をだいたい網羅できる
- CDデッキを使って、簡単にCDからカセットテープにダビングできる。好きな曲を集めてオリジナルのカセットテープも作れちゃう
- カセットテープよりかさばらないから車の中でも便利。CDチェンジャーを使えば長時間のドライブでも手間いらず
これ、今の生活スタイルにどれだけ合ってるのさよさ。
まず、カラオケ行きます? 行って歌う曲どう選曲します?
バブルの頃は、カラオケいくといつも待ち時間xx分、だったでしょ。今はガラガラ。いつでも空いてます。だって、カラオケ「しか」選択肢がなかった時代じゃないですもん、今は。
んで、歌う曲だって今は千差万別。自分の好きな曲がみんなとかぶるなんてAKBとB'z除けばニッチになる。じゃなきゃヒトカラが流行る理由がわからん。
みんな好きな曲だけを好きなように聞いてるんよ。
CDアルバム出して「これ聞いとけ」ったって、誰も聞きゃしない。
で、次。
もともと音楽が好きな人は、それでも音楽を買って聴くさ。だけどiPodが世に出て、音楽を連れ出すのにどれを持っていくか悩む必要がなくなった時「選曲」「編集」という概念がなくなった。ならば、なぜ故CDという媒体にこだわる必要があるね?デジタルデータそのまま購入すりゃいいじゃん、と、誰もが思うわな。
ところが音楽業界はこれに全く逆行した。CCCDなんてアホな規格作ったり、DRM作りに必死になって、音楽が合ってもなくても良い層がCD販売からデータ販売に移行するのを阻止した。
ダウンロードが悪だと決めつけ、自分たちが未来を潰した罪をダウンロードになすりつけた。
仮に今、ここにiTsやAmazonのようにワンクリックで買えて、好きなように使えるシステムが5年前にあったら、音楽の未来は全く違ったものになっていたと思う。
そういうシステムがないからYouTubeからダウンロードするんだよ。みんな。
まあ、タダだからYouTubeなんて話もあるけど、そうかな? じゃあなんで、iTsやAmazonやみたいに無料で全部聴けちゃうところがあるのに、そこにお金を落とす人がいるのよさ。
bandcampなんて無料のアルバムがゴロゴロ転がっているよ。それでも有料のものが売れていっている。YouTubeがダメって人はそこの理由説明してくんないかなぁ(笑)
あとね、単価が高いんよ。何回も聞ける、好きなときに聞ける、(DRMはちょっとおいといて)好きな媒体で好きなように利用できる、ってメリットが有るにせよ、今の価格はボッタクリすぎるんよ、消費者目線からは。CD1枚マスタリングする費用だとか、プロモーションにどれだけ費用がかかるとか、そんなのどーでもよろしい。
例えば、ディズニーランドの1dayパスポートは¥6,200円。CDアルバム2枚分。これホントに等価? CDを2枚買ったら、ディズニーランドで1日遊んだだけの体験と同じ価値がある?
そりゃ、具体的に今欲しいアーティストの作品があれば別かもしれない。がしかし、「どちらか一方選んでね」と該当でアンケートして、ディズニーに勝てると思う?
そんな高価格を維持しておきながら「コピーはダメです」ウンタラカンタラ・・・アンタラ真面目に商材売る気ありますか?
そんなに消費者の利便性を阻害したいなら、その分値段下げなさいな。
例えば、再生できるハードを増やすごとに、その分追加料金を払ってもいい。そのかわりあらゆるハードをカバーするくらいに追加料金払って、初めて今の1曲100円くらいの値段になるくらい単価が下がるなら。
そやねぇ・・・iPodで買ったら5円だけどiPodでしか聞けない。Macにコピーしたり車載器にコピーしたらそれぞれ5円追加みたいにね。
お金がいるなら聴かない、なんて層は無料じゃなくなったら聴かないんだから、購買層としてカウントすること自体に無理があるんだよ。
そうじゃなくて、無料だから聴いている層を有料でも聴きたい層に転ばせるのが業界の仕事でしょうに・・・
そういう観点からいくと、このブログの中の
音楽雑誌を絶対読まなそうな人たちまでイメージを飛ばしながら「どうしたら興味のない人が1000円を1回出そうと思ってくれるか」ってのは、正鵠を射ていると思うんだな。
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