2011年10月16日日曜日

国民皆保険制度と混合診療

先日のTwitter上で「混合診療を認められると格差が縮まる」と主張している、超のつくどあほうがいた。何故それがデタラメで、それは格差を広げるだけの、如何に医療アクセスをダメにする愚策かをここに記しておく。
まず混合診療推進派は、市場原理にもとづいて「お金を支払う意思のある人を、医療にアクセスさせないことは悪である」と主張する。
が、しかし、市場原理に基づく資源配分は,財力がない人々を資源の配分から排除する。
つまり、混合診療の解禁は、お金のない患者を必要な医療から排除する、言いかえると「おかねにもとづく配給制」を実現するにすぎないことが理解できていない。
国庫にお金がうなっているわけではないのだから、混合診療によって医療保険の「私」すなわち「民間」部分は拡大し、「公」の部分は徐々に減る。
これは、「負担の逆進性」の推進以外のなにものでもない。「公」が「減る」あるいは「増えない」以上、民間保険でしかカバーしない医療の割合は増えるゆえに、「民間」の保険に加入するお金がない患者は「無保険者」である。
「公的」な保険がある? えーっと混合診療を推進する連中の主張の根拠はなんでしたっけ? そうそう、保険にない医療「だけ」を自費でってことでしたね。つまり「公的」保険による医療は役立たずなんでしょう? その割合を「増やせ」と主張してるのですよ、あなたがたは。
なのに公的な保険? 理論の破綻は明白ですな。
そして公的保険による官製市場の割合が減り(今は原則100%ですからね)「民」が自由に価格を決め るようになれば、保険を持つ患者と持たない患者で実際に負担する医療費に差がつくのは当然。
これを「医療負担の逆進性」といわずなんというのか。
アメリカと同様、個人が医療によって破産する時代になるのは、火を見るよりあきらかなのである。

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